元刑務官｜ゴールドディスクのラップ歌手リック・ロスの素顔！？

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USラップ歌手リック・ロス容疑者逮捕というニュースが流れた。
マイアミ（米）警察は24日、南部ジョージア州アトランタ郊外の邸宅にて暴行や誘拐の疑いで逮捕されている。2006年のヒットシングル「ハスリン」の歌詞でコカインの国際ネットワーク構築をうそぶいたが、私生活でも薬物絡みでたびたび逮捕されている。

マイアミ出身のゴールドディスク・ラップ歌手リック・ロスの経歴は元看守...

どんな人物なのか、素顔を探ってみる。

全米チャート1位・ゴールドディスクを獲得

2002年より音楽活動をしているリック・ロスだが2006年にメジャーデビューを果たし、同年8月に1stアルバム「Port of Miami」をリリース。これがビルボードアルバムチャート1位を記録し、ゴールドディスクを獲得（売上は70万枚以上）。2008年2ndアルバム「Trilla」も同様に初登場1位を記録し、80万枚近くを売り上げる。

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刑務官だった過去を初めて語るリック・ロス

2012年8月、ローリング・ストーン誌の表紙を飾り、巻頭インタビューにおいて、これまで語ることを避けてきた「過去」について初めて公に語っている。

それによると、ロスの親友がヘロインとコカインの密輸によって懲役10年の刑を受けたことにより、「自身の身辺整理」として刑務官になったとのこと。

本人曰く「あれはオレの親友だった。ピーナッツバター＆ジュリー・サンドイッチやポーク＆ビーンズを一緒に食べた幼なじみだった。それが唐突に、やつとは連邦刑務所の電話を通して会話することになったんだ。ムショの様子を聞くと、何とも酷いありさまだった」、「やつの親父さんもオレの人生に大きな影響を与えた。親父さんは『おい、仕事を見つけてこい。消防士になるか、ファッキン刑務官にでもなれ。とにかく仕事をしろ』というタイプだった。」...

こういった経緯で、リック・ロスは刑務官となったが、服役経験者の多い若い黒人男性の間では刑務官は疎まれる存在。それがラッパーとしてのロスが過去の職業を明らかにしたがらなかった理由と思われる。

ゴールドディスクを獲得し、人気悪態ラッパーの地位を確保した後のこのインタビューであり、「元刑務官」という異名によって自身を売ってきたわけではない。

アメリカのヒップホップファンのギャングスタに対するこだわりは強く、元刑務官ということだけで非難轟々となるのは事実。逆に悪態ぶりがニューアルバムのセールスに影響するビジネスでもある。

日本でも近年、アメリカのギャングスタを真似た不良ラッパーが増えているが、専門のライターによれば「大半は経歴を詐称して不良を気取っているような連中で、見かけだけのハッタリギャングが多い」とのこと。

本場アメリカでのリック・ロスともなれば、日本人からすると、悪態の素顔はリアリティを増してくるのであるが、ビジネスの要素も否定出来ないのでは...

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